私はペンタ党
いつからか、定かではありませんが私はペンタ党です。
最近ではペンタキシアンなんて呼び方もしているようですが、カメラメーカー(ブランド)のペンタックスが好きな人々を指す言葉です。そんなペンタックスは1919年11月に"旭光学工業合資会社"として開業してからの歴史があります。
しかし経営統合問題であれやこれや発生し、2008年にHOYAに株式公開買い付けされ子会社化したことで上場廃止。そして2011年にリコーにカメラ部門を譲渡。会社名はペンタックスリコーイメージングを経てリコーイメージングとなりました。現在ではペンタックスというのは会社名ではなく、ブランド名として残っていることになります。
そんな紆余曲折あったメーカー(ブランド名が正ですが、本記事ではメーカーとして呼称します)をなぜか応援し続けてもう10年以上。この百周年というタイミングでほしかったカメラに手を出しました。
100周年である今年中に60周年機を購入したことを書きたかったので、書けて安心しました。笑
PENTAX LXを手に入れた!
写真の通りですが、マニュアルフィルムカメラのLXを購入しました。1~2年前からフィルムカメラが欲しいな、と思っていたのですが思いとどまっていました。しかし先日、なんとなくネット上を徘徊しているとペンタックスユーザーの綺麗な写真が載ったブログに行きつきました。
拝見すればするほど、写真欲が沸いてしまい、なぜかフィルムカメラを探していました。笑
すると、カメラのキタムラの在庫検索でLXの美品が入庫したと表示されているのを発見。Coming soonとなっていたので、毎日見ていたのですが・・・なぜか売買可能状態になることもなかったし、売却済み表示にもならなかった。なぜか分からないまま、失意に暮れていたところ別ルートから情報が。
こちらも美品。いゃ、新品同様。商品情報どおりなんだけれど、手元にきてびっくり。しかも・・・
《この値段付けは難しい》
— 八百富写真機店 ヤオッター (@yaotomicamera) 2017年10月6日
PENTAX LX の未使用品だ。しかも最終ロット。この最終ロットは、警察用LXのために取り置きされていたパーツでもって、最後に組み立てられた分と言われており、シリアルが5361始まりの真ん中位までの数百台となります。53616以降はまず載せ換えかな? pic.twitter.com/VcmEQ375YJ
この情報によれば、手元に来たカメラのシリアルナンバーから判別するに最終ロッド・・・!!
付属のストラップはO-ST84でしょうか。すでにディスコンとなっているストラップですが、これって純正付属品だったのかな?
手に持つと伝わってくるフラグシップ機の凄み。この小さな機体に詰められた技術が重さとして表現されているかのようです。
シャッターボタンにガードがついているから(そもそもS/Nで判断で来ているけれど)、この個体は後期型。なんでも、ざっくりと分けてLXにも二つあり、前期と後期と呼ばれているそう。メーカーの修理も、前期は受け付けてくれない時期があったとか。ちなみに、今は後期も受け付けてないらしいけどね。笑
フィルムカメラを始めるにあたり、選んだ選択肢
フィルムカメラを再開するにあたり、
で迷ったのですが、決め手は現在の所有資産でした。Y/Cマウントは過去に有していましたが、今は手放してしまっているので資産ゼロ。FマウントはNikon DFを所有している関係で数本ありますが、いずれも絞り環がありません。よって、Fマウントも実質資産ゼロ。しかし、KマウントはFA Limitedレンズを2本とPlanar 85mmがありました。
そんな理由でPENTAXにしたのですが、MXとLXの比較では単純にシャッタースピードがネックでした。MXは1/1000msec、LXは1/2000msecです。(正直なところ、MXの状態の良いものが見つけられれば買っていたと思いますけど…)
手にした感想
まず感じるのは、その小ささ。マイクロフォーサーズのPanasonic GX7と比較しても、一回り大きいほどでしょうか。
MXだったら、どれほど小さいのか・・・!と考えてしまいます。笑
ちなみに、重さはLXのほうが重いです。電子部品の塊であるデジカメのほうが重いかな?と思っていたけれど、メカの塊であるフィルムカメラが重いのも納得です。
LXはペンタックス唯一のフラグシップフィルムカメラということで、ファインダーが交換できるそうです。装着されているのはFA-1W。倍率が0.84倍。イメージしていたよりファインダー像がシャープでないのはこれが原因かな?そのうちにFA-1(倍率:0.9倍)に変えてみたいです。ちなみに、FA-2という同じく倍率0.9倍のファインダーもあるそうですが、こちらはコレクターズアイテム化してしまっていて高価なのだとか。
シャッターの感覚は、これも思いのほかシャッターショックが大きくて久しぶりのフィルムカメラのそれに、なんとなく笑みがこぼれてしまう感じです。最近はフィルムカメラといえば、Rollei35Tしか触っていなかったのでなおさらなのでしょう。
とりあえず、会社からの帰り道に立ち寄ったビックカメラで購入したKodak ColorPlus 200を詰めて、すでに数枚撮ってあります。36枚撮り終え、現像に出して・・・こういう、時間を愉しむのもフィルムカメラの良さでしょうか。マイペースに撮りためてみたいとおもいます!
現像結果は、(出来が悪すぎなければ)アップしますね。お楽しみに。
※この記事の写真はナナニッパと、FA77mmで撮りました。